2023.12.05
- お知らせ
トヨタ財団からの国際助成が決定しました!
空飛ぶ捜索医療団へトヨタ財団からの国際助成が決定しました。
対象は2023年度国際助成プログラムのテーマ「アジアの共通課題と相互交流 -学びあいから共感へ-」で募集され、私たちは”災害多発国における多国籍合同訓練を通じた緊急医療支援の相互学び合いプロジェクト”というプロジェクトで採択されました。
プロジェクト概要
災害医療支援において、国や地方行政、NGO、企業などのセクターを越えた実践的な学び合いや連携の場は少なく、知見が各国に留まっているのが現状です。大規模災害時には多くの国際支援チームが現地に押し寄せますが、支援者間の連携には文化の違い・診療方針の違い、双方の受け入れ手続きなど多くの障壁があります。
本プロジェクトは、日本・台湾・フィリピン、3つの国と地域が協働し、災害医療支援について学び、連携を深めるプロジェクトで、11月に本格始動し、2年間助成を受ける予定です。実践的な訓練・視察・ワークショップを通じて知見を共有し、実災害での連携基盤の形成、受入体制の整備を目指します。
10月20日に空飛ぶ捜索医療団稲葉医師と、北川看護師が贈呈式・キックオフワークショップに参加しました。
贈呈式に参加した北川看護師のコメント
熱い想いをもつ他の助成団体との交流は大変貴重で刺激的なものでした。 助成金によるサポートだけでなく、トヨタ財団のプログラムオフィサーによりプロジェクト運営をサポート頂く予定です。 財団のサポートを受けて本プロジェクトを開始できること、大変有難く、そして心強く感じています。
贈呈式での講評では、トヨタ財団が現代社会における人と人との”繋がり””学び合い”という部分を大切にされていることが分かりました。
私たちのプロジェクトにおいても、実際にチームが台湾・フィリピンを行き来して実践的な取り組みをともに行うことに意義があります。 こうした取り組みが功を成し、多くの命を救えるよう精一杯取り組んで行きたいと気持ちを新たにしました。
トヨタ財団とは
トヨタ財団は、1974年、トヨタ自動車によって設立された助成財団です。財団は、世界的な視野に立ち、しかも長期的かつ幅広く社会活動に寄与するため、生活・自然環境、社会福祉、教育文化などの領域にわたって時代のニーズに対応した課題をとりあげ、その研究ならびに事業に対して助成を行います。
(引用:「トヨタ財団について」|トヨタ財団)
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