2022.03.14

  • お知らせ

「あなたにもできる災害医療の基礎」 ~なぜ、自助力を高める必要があるのか?~を解説

災害時での「助け」は、大きく分けて「公助」「共助」「自助」の3つがあげられます。
「公助」とは、自治体・自衛隊・警察・消防等 行政機関が被災者、被災地を守ること。
そして、私たち一人ひとりの身近な「助け」になる面として「共助」「自助」があります。

「共助」とはお隣さんや職場など、周囲の仲間と助け合うこと。
そして「自助」は、災害を自分事として捉え、万が一の際に自らの命は自分で守る力です。

 

  • いま、なぜ「自助力」を高めることが大切なのか?医療の観点から皆さまにお伝えします。

大規模災害時に起きうる(首都直下型地震を想定)課題の一つとして、首都圏では、特に環状八号線の内側を中心として、深刻な道路交通麻痺が発生し、消火活動、救命・救助活動、ライフライン等の応急復旧、物資輸送等に著しい支障等が生じる可能性があると想定されています。

深刻な交通麻痺により、患者さんの搬送が困難になることは勿論、医療スタッフが勤務している病院にたどり着くことが困難になるため、発災時に病院にいる医療スタッフのみで治療に当たるしかなくなってしまうことも危惧されています。

また、停電が発生し、燃料が不足して非常電源が停止すると、人工呼吸器や検査機器など、あらゆる機器が使えなくなくなり、治療できる症例に制限が出てしまい、未治療死が起きやすくなってしまいます。

重症患者の急増、交通網の麻痺、医療スタッフの不足、停電や断水による医療資源の減少など、複合的な理由で、怪我の症状が比較的重い状態で都内の医療機関に搬送されたり、訪れたりする被災者2.1万人のうち、およそ3人に1人に当たる6500人余りが地震発生から8日間の間に治療を受けられないまま死亡する可能性があります。中央防災会議  首都直下型地震最終報告http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/taisaku_wg/)

想定されたこれらの情報を基に、私たちが自分たちが周囲の人への応急処置や備えをひとつでも多く取り入れ対処できるよう、今一度、動画をご参考にしてください。

災害時の自助力を高める ~あなたにもできるファーストエイド~
第1回:~なぜ、自助力を高める必要があるのか?~
https://youtu.be/AthJ9dRAUEc

 

第2回:~止血方法~

 

第3回:~心肺蘇生方法~

 

第4回:~平時と災害時の医療ニーズはどう変わるのか?~

 

第5回:~市民トリアージの方法~

 

第6回:~感染症下での災害対応~

 

【本プロジェクトのスポンサーについて】
このオンライン講座は、「体にフィットする魔法のビーズソファYogibo(ヨギボー)」の日本総代理店である株式会社ウェブシャーク(所在地:大阪府大阪市、代表取締役:木村誠司)が提供する「TANZAQ」プロジェクトがスポンサーとなり実施されます。
同プロジェクトは、Yogiboが社会課題の解決に取り組む団体のスポンサーとなり「持続可能な社会課題の解決をともに目指す」ものです。

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