2022.06.13
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災害について学ぼう〜日本国内における災害の現実〜を解説(前編)
空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”が提供しているオンライン講座の解説をしていきます。
前回の動画では災害に関する基礎知識に関して解説しましたが、今回は実際に現場にいたときに役立つ災害知識を解説します。
【地震が発生した際に起こりうること】
災害が発生した際、私たちの身に起こることとして何が考えられるでしょうか。
今回は地震が発生した場合を想定して解説していきます。

地震が発生した際、以下のようなことが発生します。
①災害直後~:始めの3日間は人命救助や資源確保のために時間がかかる
②~数カ月間:避難所生活を強いられる
③~7年:仮設住宅生活
④さらに数年後:ようやく復興住宅生活開始
ここからも分かるように、災害が発生してから完全に元の生活に戻るにはとても長い時間を要します。住居や資源などの物理的な問題だけでなく、引っ越しを繰り返したり新たなコミュニティに慣れなければいけないという精神的なストレスも懸念されます。
また最近ですと、コロナの影響により避難する人々全員を避難所に受け入れることが難しくなり、在宅避難や車中避難を選ぶ方が多くなってきています。これにより災害の情報が入手しづらいという課題も出てきます。
【災害時に動き出す支援団体を知る】

災害が起きたとき、本当に様々な団体が被災者のために動き出します。
・私たちの団体のようなNGO
・被災者自身が立ち上げる団体
・社会福祉協議会、生活協同組合などの社会団体
・国が派遣する支援組織 などなど…
災害時にはこのような支援団体と積極的に繋がりを持っておき、必要な支援を受けれるようにすることが大切です。そのためにも、今のうちからどのような支援団体が存在しているのか事前に頭に入れておきましょう。
【新型コロナ影響で変化する支援形態】

既に記述した通り、近年の新型コロナの影響は被災者の避難の仕方や、支援団体側の支援形態に大きな変化をもたらしました。
本来は災害に遭った場合、直ちに避難所に来るのが原則でしたが、コロナの影響で行政は避難する人たちを全て受け入れられなくなりました。令和2年と令和3年に発生した豪雨では、新型コロナによる弊害がたくさん発生しました。
このように災害の現場が変化している中、私たちは自分たちで情報を得て、対策する必要があるのです。
では実際にどう動けばいいのか?次回の解説記事後半では、対応策を具体的に述べていきます。
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第1回:〜自然災害ってなんだ?〜~
第1回:~なぜ、自助力を高める必要があるのか?~
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