2023.10.18

  • お知らせ

災害医療の発展と社会課題の解決のため兵庫医科⼤学に 新しく「危機管理医学講座」を開設

空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”を運営するピースウィンズ・ジャパンは、兵庫医科⼤学に寄付講座を⽴ち上げ、2023年4⽉に「危機管理医学講座」を開設しました。


2019年九州北部豪雨支援の様子

2023年石川県能登地方を震源とする地震支援で業務にあたった様子
(写真:兵庫医科大学危機管理医学の渡邉助教)

兵庫医科⼤学は、これまで阪神・淡路⼤震災での災害対応や、JR福知⼭線脱線事故では現場医療に加えて病院でも113名の患者さんを受け⼊れ多くの傷病者へ医療対応をおこなった経験があり、実際の災害時に対応した職員を多数有しています。

これからもより⼀層「災害医療の発展」と「社会課題の解決」を果たすべく、特定⾮営利活動法⼈ピースウィンズ・ジャパンを⺟体とした寄付講座を⽴ち上げ、2023年4⽉に「危機管理医学講座」を開設しました。
当講座では、
1.病院防災と災害医療体制の整備
2.災害時の医薬品供給体制の整備
3.医療DXによる危機管理システムの構築
4.災害時の多職種連携・多機関連携の実践
5.災害時の国際保健医療活動のあり⽅
6.医療機関による地域防災への取り組み
などをテーマとして、災害時の医療を発展させるべく、⾏政機関への働きかけや学術機関として「災害医学」という学問体系の構築に努めて、臨床・教育・研究をおこなっています。これからもさまざまな災害に対応するため、当講座は挑戦を続けていきます。

空⾶ぶ捜索医療団プロジェクトリーダー稲葉基⾼医師よりコメント

「我々のようなNGOはフィールドを持っています。⼤学はアカデミアとしてそのフィールドデータや知⾒を全世界に発信し、次世代に活かす⼒を持っています。NGOと⼤学が協⼒して、災害だけでなく多様な危機管理に対応するステージとしての本講座に⼤きな意義を感じております。ともに新しい時代を切り開いていきましょう」

兵庫医科大学危機管理医学講座詳細についてもご覧ください。

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