2020年7月4日、熊本県と鹿児島県に大雨特別警報が発令されたことを受け情報収集を開始、熊本県芦北町などへの医療・レスキュー・災害救助犬などの支援チームを派遣。支援を実施しています。
医師・看護師やレスキュー隊、パイロット、救助犬ら合わせて25人・3頭を動員し、ヘリ2機・車両6台で、河川の氾濫が発生している熊本県の球磨川周辺の被災地に入りました。
2020年7月4日~ 現地での活動ダイジェスト
<孤立した球磨村神瀬高沢に取り残されたペットをレスキュー>
7月11日、避難されている住民の方の要請で孤立した球磨村神瀬高沢に取り残されたペットをレスキューしました。
また、同地区に残っていた住民の方が移動を希望されていたため、天候をみきわめながら搬送しました。
搬送は住民の方17人と犬猫各1匹ずつとなります。
<三井化学様、スノーピーク様からの支援物資を避難所にお届けしました>
7月10日、人吉第一中学校、多良木高校にSEMAメンバーの三井化学様からウレタンマット、スノーピーク様からの支援物資が届きました。
<多良木高校で物資配布を実施しました>
7月9日、多良木高校にはARROWS佐賀チームからの物資が届き避難されている方々に届けました。
物資は「扇風機・ブルーシート・文具・肌着・ショッピングバッグ・蚊取り線香・下着・肌着・消耗品」などです。
<皆で協力してパーテーションを>
7月9日、人吉第一中学校。皆で協力してパーテーションを作り上げていきました。
<自衛隊と連携し、避難所でパーテーションを設営>
7月9日、今日も避難所支援チームは球磨村の方々が避難している多良木高校と人吉第一中学校の避難所で活動しています。
自衛隊の方々と連携した、人吉第一中学校でのパーテーション設営の様子です。
<ヘリコプターで患者搬送などを実施>
7月8日、球磨村一勝地 の球磨中学校に近隣集落の急病人が運ばれていたため、ARROWS医療チームのヘリコプターで搬送支援を行いました。
ヘリコプターは他にも球磨村三ヶ浦 で20人が避難していた「体験交流館さんがうら」に、陸路でのアクセスが難しい状況だったため、DMATの医師・看護師および熊本県薬剤師会の薬剤師の方々の輸送も行いました。
<高齢者施設・避難所で医療チームが診察>
7月8日、医療チームが球磨村一勝地 の「高齢者生活福祉センターせせらぎ」で診察を行いました。一勝地駅近くの診療所が浸水してしまったものの、薬は無事とのことで、職員の方が必要な薬を取り寄せる対応をされてました。
<福岡県久留米市の2避難所に物資を支援>
7月8日、IKEA 様、Yahoo緊急災害対応アライアンス「SEMA」様およびARROWSが備蓄していた物資を避難所となっている久留米市立北野小学校と北野生涯学習センターに配布しました。
支援した物資は、マスク、非接触型体温計、枕、バスタオル、マットレス衛生用品、食料品、下着、キッチンブリーチとなります。
<孤立集落から住民の救出を実施>
7月8日、球磨村の孤立集落から住民の救出を実施。集落のご自宅で避難をされていた母子が無事、ARROWSヘリで避難所に到着しました。
<熊本県球磨郡多良木町の多良木高校で物資支援>
7月8日、避難所になっている熊本県球磨郡多良木町の多良木高校 で物資(衛生用品・食料品など)をお配りしました。
<神瀬保育園から要搬送者の方を搬送>
7月7日、神瀬保育園避難者1名が要搬送者であったため、救急車が通行可能な場所まで搬送し引き渡しをおこないました。
<球磨村神瀬地区の神瀬保育園にて医療チームが活動してます>
7月7日午前、孤立が伝えられていた球磨村神瀬地区の神瀬保育園にARROWS医療チームが入りました。ここには約70名の方が避難されてます。
現状のヒヤリングの他、医療チームによる診察や体調確認が行われています。また、物資支援もおこないました。
<避難所でペット避難用のテントを設置>
7月6日、避難所になっている多良木高校 にペット避難用のテントを設置しました
<感染症予防やペットにも配慮した避難所の環境確認と設計を実施>
7月6日、新しく立ち上がる避難所で感染症予防やペットにも配慮した避難所の環境確認と設計を実施しました
<避難所で感染症に対しての注意喚起とマスクを配布>
7月6日、球磨村総合運動公園内さくらドーム避難所で、医療チームが避難者へのマスク配布を行いました。また、拡声器を使って感染症の注意を呼びかけてます。
<避難所の32人に対して診療にあたりました>
7月5日、球磨村総合運動公園で特定非営利活動法人TMATとともに仮診療所を開設し医師・看護師が32人の診療にあたりました。
また現場の役場職員や保健師さんとも協働して感染対策や衛生環境の改善に全力を尽くしていきます。
<感染症予防対策も盛り込んだ避難所運営ガイドブックを配布>
2020年1月から取り組んでいる新型コロナウイルス緊急支援。自然災害と感染症の複合災害への対応についても検討を重ねてきたところ、今回の豪雨の発災を受け、感染症予防の側面からも避難所運営等の支援を開始しています。
避難者支援チームは7月4日、人吉市内2ヶ所の避難所にマスクや消毒液、非接触型温度計などを届けたほか、この6月に製作したばかりの避難所運営ガイドブックをお渡ししました。
<災害救助犬チームが捜索活動に参加>
災害救助犬チームは7月4日、大規模な土砂崩れによって行方不明者が出ていた芦北町の田川地区で、地元消防などが進める捜索活動に加わりました。
5日には、行方不明者の捜索が続く #津奈木町 福浜地区で、悪天候の合間を縫って自衛隊と消防による土砂搬出作業が進められました。自衛隊の依頼を受け、災害救助犬チームも夕方から開始された捜索活動に参加しています。
<患者搬送、避難者に対する診療などの医療支援を実施>
医療チームは4日から5日にかけ、球磨総合運動公園内さくらドームにて医療支援を行いました。
球磨川の氾濫で水没した特別養護老人ホーム千寿園入所者の近隣病院への搬送に協力したほか、搬送を待っていた入所者を約20人診察、併せて、同場所に避難していた避難者からの診療の求めに応じ、必要不可欠な薬剤については処方も行っています。
<避難所で物資支援を実施>
人吉市最大の避難所、人吉スポーツパレス。
球磨村からの避難者合わせて、今夜には560名になる見込みです。ARROWSは人吉スポーツパレスと人吉東小学校で「非接触型検温器」「避難所運営パンフレット」「マスク」「化粧品」「ゼリー飲料」「消毒液」を支援、また避難所スタッフの方々へ差し入れを行いました。