2023.12.28
- 活動報告
JVOAD全国フォーラムに参加しました
12月12日・13日、JVOAD全国災害ボランティア支援団体ネットワークが主催する、今回第7回災害時の連携を考える全国フォーラムに参加しました。
開催の趣旨
今年は関東大震災から100年目の節目を迎えました。全国フォーラム会場となる東京都墨田区横綱では、その地域だけで3万8000人もの尊い命が奪われました。今回は、「災害支援の文化を想像する」をテーマに掲げ、災害が頻発する今、様々なセクターの域を超えて、大規模災害に備えるための繋がりを作る場として開催されました。
今後の大災害への支援を見据える
このフォーラムでは南海トラフ地震を見据えた支援の想定を共有し、支援課題(避難所、在宅避難、食と栄養の分野)ごとに、巨大災害で被災した場合、どのような支援を目指すのかを議論。また、平時から各セクターの役割等を理解し、災害時に迅速な連携が取れることを目的としています。
また、多様な支援関係者間での「共通認識」が醸成されることにより、支援の目的が明確になり、その目的に達成するために
必要な「訓練」などの具体的な取組についても考えていきます。
▶JVOAD全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(全国フォーラム)
分科会にて登壇
「高齢者宅全戸訪問から見えた支援と課題ー能登半島地震の現場からー」
空飛ぶ捜索医療団を運営するピースウィンズは、「高齢者宅全戸訪問から見えた支援と課題ー能登半島地震の現場からー」と題して、三上豊子氏(珠洲市健康増進センター所長)・酒井明子氏(福井大学名誉教授)・大塩さやか氏(ピースボート災害支援センター)と共に分科会の一つを担当、登壇しました。
高齢者が多い地域ではとくに、災害が起きても避難所に向かわず、自宅で避難生活を送る在宅避難を多く見受けられます。登壇の一部では、日ごろから孤立させずに、地域に繋げていくか?など、課題やとりくんでいる対策についての共有を行いました。
今後も災害が起こる度に、同じ問題が浮上する可能性があります。私たちが支援活動の中で見つけた問題点や課題、実践した対策を広く共有することで、聴講者の方々が自分達の住むエリアに置き換え、改めて備えなどの一助になれば嬉しく思います。
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