JOURNAL #3292024.04.10更新日:2024.04.16
台湾東部の花蓮県沖を震源とした地震被害を受け、緊急支援チームが現在、支援活動にあたっています。
現地では断水がほぼ復旧し、自宅とその周辺の復旧作業が行われています。
倒壊などの危険がある建物には、赤色や黄色に色分けされた張り紙が貼られています。特に赤色の貼り紙の建物は、新たな犠牲者を防ぐために住民は強制退去となるため、多くの方が親戚・友人知人宅、ホテルなどへ避難しています。
しかし、一部の避難先がすぐに見つからない方々は、お寺が用意した一次避難所などへ退避しています。
被災された方々は友人や親戚宅に避難されていることが多く、一見、必要な物資も行き届いているようにも思います。
それでも実際に足を運んで情報収集に向かうと、避難スペースとして提供されているお寺のその周辺にある建物では、物資不足・水もないところがありました。そこに水やシャンプー、リンス、ボディソープ、ハミガキ、お菓子などの支援物資を届けました。
昨日4月9日に支援物資を受け取った方より、「地震後初めてコンディショナー使いました、とてもありがたかった。謝謝」とメッセージが届きました。
魏嘉彦(ぎかげん)花蓮市長と面会、情報交換を行いました。
現在いたる所で市民の自主避難が行われており、中には市として指定していない避難所も開設されていることなど、市が把握しきれていない市民の状況や市内の被災状況など情報交換を実施しました。
また、市としての中長期的な支援は未定のため、今後も互いに情報交換などを含め支援活動に協力してくことで前向きな姿勢を示してくださいました。
4月7日から被災地で活動をしている空飛ぶ捜索医療団北川看護師に花蓮の状況について話しを聞きました。
被災地に到着し、まずは支援を開始している団体や避難所などに行き情報収集と並行して事前に調達した物資を届けました。
現場に入り率直に感じたことは、支援が本当に早く被災者の方々に届いているな、ということです。行政からの支援はもちろん被災しなかった方や法人・団体などが、組織的にしかも即座に手を差しのべています。例えば、教会やお寺、会社の寮などを被災者の避難スペースとして提供しています。物資も行き届いているように見えます。
様々な支援の手が即座に入っている一方で、高齢者や子どもの立場など、困っていることが見えにくくなっていないかという心配もあります。
また、花蓮県にもかかる国立公園「太魯閣国家公園」は台湾の中でも有数の観光名所ですが、被害も深刻で経済的に困難になる方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
引き続き、被災者の皆さまが1日でも早く元の生活に戻れるよう支援活動を続けます。
▽空飛ぶ捜索医療団“”ARROWS” 台湾花蓮地震 緊急支援特設ページ
https://lp.peace-winds.org/support_taiwan_earthquake
▽台湾花蓮地震 緊急支援(READY FOR)
https://readyfor.jp/projects/Taiwan
▽台湾花蓮地震 緊急支援(Yahoo!ネット募金)
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