JOURNAL #3882025.01.06更新日:2025.01.06

【モザンビーク サイクロン 緊急支援】深刻な被害を受ける現地に到着、支援活動を開始

広報:空飛ぶ捜索医療団"ARROWS" 編集部

モザンビーク北部では、ハリケーン・チドによって多くの地域が深刻な被害を受けました。家の屋根が吹き飛び、電柱や建物が倒れるなど、人びとの暮らしに大きな影響が出ています。特に、カーボデルガド州メクーフィ(Mecufi)郡では「何も残っていない」と言われるほどの被害を受け、避難場所や飲み水が不足している状況です。また、電気や通信が復旧していない地域もあり、厳しい生活環境が続いています。
空飛ぶ捜索医療団スタッフと運営団体であるピースウィンズ国際人道支援事業の調整員は12月21日、モザンビークに到着し現地にて支援活動を開始しています。

モザンビークサイクロンの被害の様子

さらに、大統領選挙後の影響で一部地域では治安が不安定になっており、安全面での課題もあります。ピースウィンズの現地事務所があるシウレ郡も被害を受けており、電気が使えない状況が続いています。このような中で、私たちは慎重に安全を確認しながら支援活動を進めています。

現地では被災した人びとの声を直接聞きながら、人びとが本当に必要としている支援内容を調査しています。また、国連のマルチ・クラスター初動即応調査チームに参加し、現地の政府機関や国連などの関係者と協力しながら、支援の方向性について話し合いを続けています。
このような活動を通じて、今必要とされているのは、家の修理に使うシート避難所の材料飲み水を確保するための支援、そして衛生環境を整えるための道具だと分かってきました。

これからも、様々な関係機関と連携しながら、状況に合わせた支援計画を進めていきます。皆さまからのご支援は、被災した方々が少しでも早く安心できる生活を取り戻すために欠かせません。
活動の進捗については随時お知らせしていきますので、引き続き温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。

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