
JOURNAL #5022025.12.11更新日:2025.12.10
広報:空飛ぶ捜索医療団"ARROWS" 編集部

大分市佐賀関で発生した大規模火災の避難所にて11月30日、ユニクロを運営するファーストリテイリング様と、空飛ぶ捜索医療団が共同で衣料支援を実施しました。

ファーストリテイリング様は長年にわたり災害支援に取り組まれており、令和6年能登半島地震の際には、発災翌日の1月2日に私たちにご連絡をいただき、1月5日には「ヒートテック」など1,200点もの物資が、企業から初めての支援物資として空飛ぶ捜索医療団が活動する石川県珠洲市に届けられました。また、第2弾としては1万1,200点を提供いただき、在宅避難中の方などにも広くお届けすることができました。
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今回の佐賀関での大規模火災でも、発災直後から避難所で緊急支援を進めていた私たちにご連絡をくださり、避難所での衣料配布が決定しました。
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今回は、避難所での私たちの聞き取りをもとに、アウターやヒートテックなど冬に必要な防寒着1,000点以上をご準備いただきました。
近隣店舗で働くユニクロの従業員様の皆さまにも配布に参加いただき、
火災発災直後から支援を続けてきた空飛ぶ捜索医療団のスタッフとともに、避難者一人ひとりにサイズを伺いながら、冬物衣料7点がセットになった紙袋を丁寧に手渡していきました。

受け取った避難者の方々からは、次々と温かい声が聞こえてきました。
「クリスマスプレゼントみたいで嬉しい」
「普段からユニクロの服を着ているのでサイズもぴったり」
「フリースはやわらかいピンクの色合いが素敵で、心が明るくなった」
衣類を受け取った後、再びスタッフのもとを訪れ、「今日はありがとう」と改めて伝えてくださる方の姿もありました。

ファーストリテイリングの皆さまは、こう話してくださいました。
「服のことを心配しなくていいと思ってもらい、安心したうえで次の復興・再建へ進んでもらえる一助となれたら」
「近隣店舗で働いているので、何か力になりたいと思っていた。喜んでもらえたことがうれしい」
被災地では、未だ厳しい状況が続いていますが、「思いがけなく、一足早いクリスマスプレゼントのよう」と喜ぶ声があがるなど、避難所に少しばかり温かい時間が流れました。

今回の支援は、企業の皆さまとピースウィンズ、ピースウィンズが運営する空飛ぶ捜索医療団が協働することで、被災された方々に必要な物資を迅速に届けることができた取り組みです。
私たちは、今後も大規模災害の被災地にいち早く駆けつけ、緊急支援を行うとともに、企業の皆さまとの連携によって支援の幅を広げています。
私たちの活動や災害支援についてご関心をお持ちの企業ご担当者様は、ページ下部のリンクからお気軽にご相談ください。
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空飛ぶ捜索医療団"ARROWS" 編集部
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