JOURNAL #1172024.07.03更新日:2024.07.05

【台湾花蓮地震】発災から3ヵ月。現地の状況とこれからの支援

広報:空飛ぶ捜索医療団"ARROWS" 編集部

今日は2024年7月3日、 台湾花蓮地震の発生からちょうど3ヵ月が経ちました。

花蓮市では、倒壊の危険性が高いと判断された建物の工事はほぼ全て完了し、工事業者の姿を見ることはほとんどなくなりました。

観光業も少しずつ再開しており、市内には台湾人旅行者の姿が増えています。

しかし、現在は雨季のため、太魯閣(タロコ)国立公園付近では、地震によって緩んだ土砂が雨によってさらに緩み、土砂崩れが増えているそうです。

現在の支援

被災地での活動で見えてきたことは、被災地の方々が必要とする支援の多様性です。街としては機能しているこの台湾の被災地では、それぞれを取り巻く環境によって全く異なる支援ニーズに、どのように応えればよいのかということが支援活動のポイントになっています。

空飛ぶ捜索医療団を運営するピースウィンズ・ジャパンは、6月25日から花蓮地震の被害に遭われた約2000世帯の方々を対象に、商品券の配布を開始しました。この商品券は、花蓮県を中心に26店舗を展開する「統冠超市(とうかんスーパー)」との協力のもとで発行されたもので、商品券の配布を行う際には「東源 花蓮慈聖宮」というお寺に配布場所を提供していただくなど、現地の皆さんに多大なご協力をいただきました。

商品券の配布時の様子(2024年6月27日)

このお寺を配布場所として提供していただくことで、被災者の方々にとって便利でアクセスしやすい場所での配布が可能となりました。この場を借りて、東源 花蓮慈聖宮の皆さんに深く感謝申し上げます。

今回の台湾花蓮地震では避難所が早期に閉鎖されたため、被災者の方々と直接お話しする機会が限られていました。商品券の配布を通じて被災者の方々の現状や困りごと、必要としている支援について直接お話しを伺うことができる貴重な時間にもなりました。

商品券を受け取った被災者の方のお買い物に同行させていただきました。(2024年6月27日)

ピースウィンズは、今後も被災された世帯の皆様に商品券を順次配布を続け、刻一刻と変化する状況や被災者の方々の声をもとに、さらなる支援活動の改善や拡充を図っていく予定です。

継続的な支援のお願い

被災地の皆様が一日でも早く元の生活に戻れるよう、そして心身ともに健康で過ごせるよう、私たちは支援活動を続けてまいります。

今後とも、皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

▽ 台湾花蓮地震 緊急支援特設ページ
https://lp.peace-winds.org/support_taiwan_earthquake

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▽台湾花蓮地震 緊急支援(READY FOR)
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