JOURNAL #672021.04.14更新日:2021.05.20
空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”のロジスティクス担当の会沢です。
私は、3月30日から4月7日の8日間、宮城県仙台市に滞在し、厚労省・宮城県・仙台市と連携し、クラスター発生施設の支援などを行ってきました。
簡単ですが、現地の様子をレポートさせて頂きます。
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私は主に仙台市役所の対策本部に入り、厚労省の支援チームと仙台市の保健所と連携しながら、クラスター発生施設の対応に当たりました。
3月31日には、仙台市で123人、仙台市以外で77人の感染が確認され、宮城県全体として200人となり過去最多を更新し、市役所の対策本部内の緊張感が高まっていました。
そこで空飛ぶ捜索医療団は、厚労省の支援チームと協議の結果、クラスター発生施設に看護師を派遣しました。
支援に入った施設では、3月末に新型コロナの陽性者が出て、職員も含めた全員が濃厚接触者となってしまい、それ以降は1名の看護師を除いた職員全員が自宅待機となり、看護師1名ですべての方の看護をすることになってしまっていました。
私たちが最初に施設を訪問した際は、施設の看護師さんは1人で施設全体の感染対策の責任を背負いながら連勤続きで休みを取ることもできず、かなり疲弊した様子でした。
そこで空飛ぶ捜索医療団から看護師2名を投入することを決め、施設の看護師さんには自宅で休みをとってもらうことにしました。
派遣された看護師は交代で夜勤もしながら、施設内のゾーニング、消毒作業などの感染対策や全員の健康観察を行い、その上で施設の看護師1名では手がつけられなかった入浴介助、リネンの洗濯などを行っていきました。
その後、市の保健所とも緊密に連絡を取り合いながら、全員のPCR検査を実施しながら、後から陽性になった方の入院調整を行い、陽性者が出ている中でも安心して過ごせるような環境整備に努めました。
現在は、自宅待機をしていた施設の看護師が戻ってきて、感染対策を引き継ぎ、施設だけで対応に当たれるような状況を作ることができました。
施設の看護師からは、ホッとした表情とともに「空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”が来てくれて本当に助かった。」との言葉を頂き、支援に入った看護師も嬉しい気持ちになっていました。
看護師2名は、4月中は引き続き仙台市内に滞在し、コロナ対応に当たる最前線の病院内で支援を行う予定です。
今後も引き続き空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”へのご支援よろしくお願いいたします。
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