JOURNAL #1722022.07.01更新日:2023.06.20
近年、6月末から7月上旬は線状降水帯が発生しやすく、西日本豪雨災害や令和2年7月豪雨災害など、毎年各地で多くの豪雨被害をもたらしています。
この突然の豪雨により、死者を伴う災害を引き起こすかもしれません。
そのような事態に備える為、空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”は2022年6月の8日、9日に水害を想定した流水下での救助訓練を行いました。
1日目は、流水安全講習として流水の構造や危険などの基礎知識に加え、実際の川が氾濫した際に救助にあたった経験のある消防隊員から川の中での救助活動の講義をしていただきました。
実体験を交えた講義により、川の流れというのは恐ろしさ、、流水下での救助活動の難しさを感じました。
2日目は、川へ移動し実技訓練を行いました。
流れのある川で歩行をする浅瀬横断や流水安全確保訓練を行いました。
講義を踏まえての演習でしたが、流れに加えて足場の凹凸も多く、藻のついた石等の滑りやすい所もあり、これは油断すると簡単に流されてしまう状況でした。
また、川で流された場合、安全な姿勢を取り流れの弱いポイント(エディー)で安全を確保するのですが、流れがある中で自分の体をコントロールすることの難しさを感じました。
そして、これが川でなく町に氾濫した泥水であった場合、流れはゆるやかでも側溝やマンホール等に落下しないよう注意しながら進まなければならない為、水の中を進んで行くのは容易ではないなと感じました。
今回の訓練を踏まえ、流水下では何ができ、何ができないのかを把握できました。
救助活動中に無理をして、自分の身に危険が及べば、救助どころでは無くなってしまいます。
現状からできることを少しずつ増やしていき、災害支援に役立てられるよう今後もしっかりと訓練し、救援活動ができるよう精進したいと思います。
引き続き、空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”は災害時の出動に備え訓練を行ってまいります。
平時にも訓練を実施していくためにあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
https://krs.bz/pwjpr/m/arrows_supporter?e_1429=3
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