JOURNAL #1952023.01.11更新日:2023.01.12

【西日本豪雨被災者支援】被災から4年、駄菓子屋でつくる地域の居場所

空飛ぶ捜索医療団を運営するピースウィンズはジャパンプラットフォームの資金を活用し、2018年に発生した西日本豪雨被災後の復興活動を通して形成された地元団体による、被災者の交流の場づくりや地域防災力強化の活動を支援しています。
広島県呉市天応町では、「つなごう@天応」と「ひろしまNPOセンター」と協働し、天応町でのコミュニティ形成のための交流イベントや地域防災力強化のための講座の開催をしています。
 

 

「つなごう@天応」は西日本豪雨をきっかけに結成されたボランティアグループで、地域の子育て世代の方々を中心に世代を超えたメンバーで運営しています。「つなごう@天応」が毎週開催している“駄菓子屋“EN”は、学校が終わったあと小銭を握りしめて集まる子どもたちの姿で賑わいっています。被災後、地域からお店がなくなった中で、 “駄菓子屋“EN”は子どもたちが気軽に買い物を楽しめる場・子どもの居場所作りとしてかけがえのない存在となっています。
 

 

また“駄菓子屋“EN”は子どもだけでなく、ご年配の方々の交流のきっかけにもなっています。毎週、天応市民センターで開催されているマルシェには、地域のご年配の方も多くお越しになります。遠方まで買い物に行くことが難しい年配の方にとって、週に一度のこのマルシェが買い物や地域の方と顔を合わせる重要な機会となっています。マルシェに合わせて“駄菓子屋“EN”を開催した際、お越しなった方々が駄菓子を見ながら「懐かしいねぇ」「まだこのお菓子があるんじゃね」と周囲の方と会話を楽しみながら、お菓子を選ばれている姿が印象的でした。「つなごう@天応」の活動は、地域住民の世代を超えた交流や関わり生むきっかけとして貢献しています。
 

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