JOURNAL #2142023.04.14更新日:2024.01.30

【トルコ・シリア地震】テントからの通勤:被災地で働く現地通訳者の一日

 
空飛ぶ捜索医療団が3月末まで運営をしていた仮設診療所にて、通訳をしてくれたエレンさんの一日を紹介します。
 

 
エレンさんは、トルコ地震の被害を受けた被災者でもあります。「人の役に立てるのはうれしいことです」と、地震初日から地元のボランティア団体で活動をしていました。英語教師の母を持つエレンさんは、母の影響で英語に慣れたそう。そこで、ピースウィンズが運営をしていた仮診療所で通訳として働いてくれました。
 

 
エレンさんは「自分はラッキーだと思っています」と言います。それは、家族を失っていないから。しかし、彼は数人の友人を失いました。いい車、いい家、親戚もすべてが当たり前のようにありましたが、たった一日でそのすべてがなくなったと言います。
「特別なものは何もいりません。ただ幸せになりたいだけなんです」。
地震で過酷な経験をしたエレンさんが今求めることは、ささやかな幸せでした。
 
空飛ぶ捜索医療団による仮設診療所での活動は終了しましたが、これからも空飛ぶ捜索医療団を運営するピースウィンズが現地に駐在員を置き、女性や障害のある方など社会的弱者に優先的に、食料や生活用品などの支援を届ける予定です。
公的な支援・大規模な支援からこぼれ落ちた人びとに、必要な支援を届けていきます。
引き続き温かいご支援をよろしくお願いいたします。
 

 トルコ・シリア地震 緊急支援

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