JOURNAL #2252023.06.09更新日:2024.01.30

第5回災害派遣トレーニングを開催しました

空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”は5月28日(土)、29日(日)の2日間で第5回災害派遣トレーニングを開催しました。会場となったのは、広島県神石高原町にある帝釈峡スコラ高原です。

今回は、30名の医師、看護師、救急救命士、管理栄養士や薬剤師といった多職種の方々が参加し、例年よりも大幅に参加者が増えた研修となりました。1日目は、それぞれが本派遣トレーニングに参加したきっかけや、災害支援に対する熱い思いを発表するアイスブレイクからスタートしました。
 


研修に参加したきっかけを話す参加者

 


ロープ結束の練習

 


無線講習

 
災害時には、屋外での宿泊をすることもあります。テント設営のワークショップでは、スタッフによる設営方法のレクチャーがおこなわれたのち、各々の参加者自身が宿泊するテントをたてました。


テント設営に関して、説明を聞く参加者

 
2日目は決められた時間通りに起床。綺麗に星が見える、まだ薄暗い中から個人装備を整理し、テントの片付けから研修は始まりました。
救助犬についてのワークショップでは、参加者が箱に隠れ、災害救助犬のトレーニングをおこなっている「ゼルダ」と「茶太郎」が、捜索のデモをおこないました。


デモンストレーションをおこなう、松上ハンドラーと茶太郎

 
想定事例ワークショップでは、過去に空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”が経験した事例から、実際に現場に入る留意点・また現在私たちが取り組んでいる野外病院(フィールドホスピタル)の設営についてチーム毎に学びました。
 


想定事例ワークショップ

 
毎回、研修の運営には、前回までの研修参加者が登録隊員(ロスター)として携わってくださいます。今回、不安を抱えて参加を決めてくれた受講生もおり、先輩として参加していた登録隊員の存在は、受講生にとっても心強いものだったと思います。
 


修了式の際の登録隊員(ロスター)

 
災害支援という共通の事柄に興味をもつ参加者が集い、共に学び刺激しあう機会となりました。
今後も、様々な方々とともに、いつ起きてもおかしくない大規模災害に備えて、トレーニングを継続していきます。
引き続き、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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