JOURNAL #512020.12.14更新日:2020.12.19
空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”を運営しているピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、全国でも感染者の多い東京、大阪、神奈川、愛知、福岡、沖縄の高齢者福祉施設に、ビニールガウン、洗えるリユースガウン、プラスチック製手袋といった感染予防物資をお届けしてきました。
現在は、感染拡大の続く北海道の高齢者福祉施設に、最も利用頻度の高いビニールガウンをお届けできるよう、準備を進めているところです。
各地の施設から、物資受け取りの連絡とともに、メッセージをいただきました。高齢者とその家族の命と生活を守るため、感染対策に尽力されている様子に胸を打たれるとともに、私たちへの温かい励ましのお言葉もいただき、活動への決意を新たにしました。
必要なところに必要な支援をお届けできるよう、今後も活動を継続してまいります。
お寄せいただいたメールの数々には、全国の高齢者福祉施設の皆様に宛てた、温かい励ましのメッセージもありましたので、ここに公開させていただきます。
■衛生用品も高騰してきており、大切に使用させて頂きたいと思います。早く、落ち着いて普通の生活に戻れたらと祈るばかりです。全国で頑張って仕事されている皆さん、頑張りましょう。必ず夜明けがくると信じて、今は進むしかありません。(福岡県特別養護老人ホーム)
■施設内感染を発生させまして、たくさんの方々のご支援により何とか2ヶ月かけて、通常の運営に戻すことが出来ました。現在では再発させないよう、感染防止対策を取りながら業務を進めているところです。ご提供いただいた物資は有効的に活用させていただきます。(沖縄県特別養護老人ホーム)
■コロナ感染者をご利用者からも職員からもまだ出すことなく頑張っておりますがいつどこから入ってくるかわからず神経を使う毎日です。ご利用者、職員に感染者が出ている施設のことを思うと胸が痛みます。早い収束を祈るばかりです。 (愛知県特別養護老人ホーム)
■都内では感染者が増えていく中で、身近に差し迫っているのではないかと不安が募りますが、感染対策を継続して行っていきたいと思います。(東京都品川区特別養護老人ホーム)
■考えられる予防対策は全て取り入れ実施しておりますが、どこかで誰かが感染したらという不安は常につきまとっています。季節は冬に向かいその不安はさらに大きくなってまいりますが、クラスターだけは防ぎたいという思いで頑張っております。感染対策用品も不足し思うように調達できない不安と閉塞感の中でこのようなご支援をいただいたこと、とても励みになります。(愛知県特別養護老人ホーム)
■依然として緊張状態が続く介護現場のスタッフにとって、皆さまからの温かいご支援、ご声援が何よりの励みになっています。これからも全職員が一丸となって、入居者様に安心して生活を送っていただけるように感染防止に、努めてまいります。(愛知県特別養護老人ホーム)
■再利用可能なリユースガウンをありがとうございました。感染予防に励んでいるナースや介護職員たちが喜んでおります!沖縄でも「第3波か⁉」と言われるほど新規感染者が増えています。今後も気を緩めることなく利用者を守るために頑張りたいと思います。(沖縄県特別養護老人ホーム)
■高齢者施設として、戦々恐々の日々が続きますが、この様な温かいご支援を頂くと「踏ん張らねば!」と気合が入ります。正直、コロナ感染をいつまで防ぎきれるか自信はありません。唯、職員一同、様々律し、意識を高め、例え感染が生じたとしても成すべきことはしてきたと後悔しないよう気持ちを一つにしています。そんな緊張をしている際のご支援。なんだかあったかい温泉に身を委ねたような安堵感。ほんとに嬉しいです。寒い日が続きますが、皆様くれぐれもお体(心)をご自愛ください。(神奈川県特別養護老人ホーム)
※この事業は、東京都社会福祉協議会、東京都高齢者福祉施設協議会、大阪府社会福祉協議会 福祉施設部、地方自治体などのご協力のもと、ジャパン・プラットフォームによる助成を受けて実施しています。
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