JOURNAL #1732022.07.11更新日:2024.01.30

【ウクライナ危機】稲葉医師がウクライナ各所を視察

空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”を運営するピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ)は、侵攻2日後に避難民が流入するポーランドにスタッフを派遣し調査を開始、隣国モルドバでの物資支援や仮設診療所での医療支援、また提携団体を通じてウクライナ国内の人と動物への支援を続けています。
 
6月8日から稲葉医師を含むPWJスタッフ 5 名をウクライナ国内へ派遣。
首都キーウとチェルニーヒウの病院・リハビリ施設、障がい児施設などを視察しました。今回の派遣は、今後のウクライナ国内での支援に関する視察のためのものです。
 

 
■医療への影響 そして日本からできる支援とは
ロシアの侵攻により、ウクライナの医療には大きな影響が出ています。
 


ウクライナ病院関係者と会談する稲葉医師

 
「ウクライナに来てみて戦争が自分にとってリアルなものになった」
「まだ戦争は終わっていない。でも復興は、終わってからでは遅いんだと感じた。今まさにチェルニーヒウやキーウにたくさんの人が帰ってきていて、そこには日常があり、生活がある。病院は絶対に必要。戦争で傷ついた人たちに何ができるのか、これからしっかり考えて支援していきたい」
 


ウクライナ国内の病院視察の様子

 
戦時下のウクライナを訪れ、医師という立場から見た医療の現状と、侵攻から 3 ヵ月が経った街とそこで暮らす人々の様子、いま日本からウクライナにどんな支援ができるのかについて稲葉医師は語りました。
 
■ウクライナ国内に残るペットと飼い主への支援
また、ウクライナ国内には、混乱の中で飼い主を失ってしまった犬や猫、ペットと一緒に避難をすることが現実的に難しいなどの理由で避難できずにいる方が多くいます。現地では物流が滞り、ペットフードなどは入手が困難になっています。
PWJ はこのようなペットとその飼い主に対する支援をウクライナの企業「collar」社と共同で実施しています。
空飛ぶ捜索医療団の救助犬ハンドラー松上がウクライナ視察をした際、この活動に参加していました。
【ウクライナ危機】ARROWS救助犬ハンドラーがウクライナでペット支援を実施(2022.5.20)
 


チェルニーヒウでのペットフード配布に集まる人々

 
空飛ぶ捜索医療団は、これからもウクライナの復興に向けて長期的な支援を続けていきます。
皆さまのあたたかいご支援をお待ちしております。
 
https://krs.bz/pwjpr/m/arrows_supporter?e_1429=3

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