JOURNAL #1902022.11.11更新日:2022.12.15
空飛ぶ捜索医療団は11月5日(土)、6日(日)の2日間で第4回災害派遣トレーニングを神石高原ティアガルテンで開催しました。
11月の神石高原は紅葉も深く染まり、平均最低気温も3℃とかなり冷え込むため、寒さ対策を万全にしスタッフも参加者も参加しました。
今回は、16名のヘルスケアワーカーが参加し、DMAT経験者も多くいました。
研修の最初は、それぞれの災害支援に対する熱い気持ちを発表するアイスブレイクから研修はスタートしました。
続いて、民間団体だからこそ取り入れている教練のワークショップを行いました。
私たちの活動は他団体と連携しなければならないことが多く、そのために基本的な心構え・動きを学びました。
終了後、寝床となるテント設営を協力して行ううち、参加グループのチームワークが出来上がってきました。
本研修では、ロープやセキュリティ講習など、空飛ぶ捜索医療団の活動を理解していただくワークショップも多く取り入れています。
私たちはレスキューチームを保有し、またモルドバへの医療スタッフ派遣などを行った空飛ぶ捜索医療団ならではの内容です。
また、支援活動を行うためには、しっかりと休息をとることも重要です。
初日の研修を終え、それぞれのテントで受講生は就寝しましたが、この時間も、研修ではトレーニングの一環と捉えています。
2日目は決められた時間通りに起床。綺麗に星が見える、まだ薄暗い中から個人装備を整理し、テントの片付けから研修は始まりました。
この季節、神石高原では雲海が一面に広がります。雲海を眺めながら通称「瓦礫サイト」に移動し、救助犬についてのワークショップ。
犬を連れて災害時に支援に入る注意事項を理解する時間です。
想定事例ワークショップでは、過去にARROWSが経験した事例から、実際に現場に入る留意点・また現在私たちが取り組んでいる野外病院(フィールドホスピタル)の設営についてチーム毎に学んでいただきました。
毎回、研修の運営には、前回までの研修参加者が登録隊員として携わってくださいます。
今回、不安を抱えて参加を決めてくれた受講生もおり、先輩として参加していたロスターの存在は、受講生にとっても心強いものだったと思います。
多くの研修がオンラインで開催される現在、実際に顔を合わせて受ける研修はとても貴重な機会となっています。「顔が見える関係」、災害時支援においてその繋がりはとても大切で、実際の現場でも、その繋がりから更なる支援も広がっていきます。
「一秒でも早く、一人でも多く」。
今回の参加者がまた新たな仲間となり、今後の空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”の活動に活かすべく精進してまいります。
引き続き、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
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