2022.02.27

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「あなたにもできる災害医療の基礎」シーネ固定を解説

空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”が提供する「あなたにもできる災害医療の基礎」~患部固定の基本・シーネ固定~では、シーネ(骨折部位を固定するもの)と包帯を使った固定法を解説しました。

思わぬ災害や事故が発生し、目の前にいる人が骨折の疑いのある怪我を負っている場面に遭遇した際、その人への対応に必要なポイントは何だと思いますか?
もし近くに病院が無かった時、すぐにその場を移動しなければならない場合には、近くにいる人が応急処置をする必要があります。
以前解説したこの『シーネ固定』では、必要なステップはたったの4つだけ。
ここでしっかりとおさらいして、不測の事態にいつでも備えられる準備をしましょう。

1つ目:腕の形に合わせシーネを当てる

骨折部位の上下の関節に合わせて、シーネをしっかりと合わせ固定していきます。この時上の関節(肘)と下の関節(手首)までしっかりとシーネが当たるように意識しましょう。

2つ目:出血部には清潔なガーゼを当てる

出血した場所に汚れが残ってバイ菌が繁殖しては大変です。出血部の汚れはしっかり拭き取り、清潔なガーゼを当てましょう。

3つ目:手から肘(末梢から中枢)に向け包帯を巻く

ここで巻く際のポイントは二つ。
まず一つ目のポイントとして、巻き始めに包帯の端を三角に折り返して重ねることで包帯が取れにくくなります。包帯は半分ほど重ねながら巻き、適時患者さんにきつくないか聞きながら腕に沿って転がすように巻きます。
そして二つ目は、関節部分では、関節を中心に8の字を描くように交差させながら巻くとゆるみにくくなります。

4つ目:末端を折り曲げテープ等で包帯をとめる

この時手元にテープがない場合は末端を折り込んで包帯をとめます。

以上の4つのポイントを押さえ、再度動画をご覧いただいてシーネ固定をマスターしましょう。
日常の応急処置でもぜひご参考にしてください。

 

【本プロジェクトのスポンサーについて】
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同プロジェクトは、Yogiboが社会課題の解決に取り組む団体のスポンサーとなり「持続可能な社会課題の解決をともに目指す」ものです。

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災害時の自助力を高める ~あなたにもできるファーストエイド~
第1回:~なぜ、自助力を高める必要があるのか?~

 

第2回:~止血方法~

 

第3回:~心肺蘇生方法~

 

第4回:~平時と災害時の医療ニーズはどう変わるのか?~

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