2022.04.02

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「あなたにでもできる災害医療の基礎」~平時と災害時の医療ニーズはどう変わるのか?~を解説

皆さんは、「医療ニーズ」という言葉を覚えていますか?日常ではあまり耳にすることがなく、多くの人が意識せずに過ごしています。

過去の空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”オンライン医療講座で公開した『平時と災害時の医療ニーズはどう変わるのか?』では、この「医療ニーズ」という言葉を使って、災害時で医療を必要とする人と、それに対応する診療体制のバランスの変化を学びました。

災害時は平時とどう異なり、この「医療ニーズ」という言葉がどう関わってくるのでしょうか?

上記の画像は災害医療の学生や医療従事者への講義でよく使うスライドです。災害時というのは医療従事者にとっても考え方を全く変えなければならない状態です。災害時と平時でなぜこのようにバランスが異なるのか、皆さんは分かりますか?

〇平時の場合

たとえば、平時はある「患者一人(医療ニーズ)」が大きな怪我を負って病院に来た場合、それに対して「お医者さんが2人、看護師さんが3人、さらにそれを検査をする人が二人ほど携わる(医療資源)」など、たくさんの医療従事者が一人の患者さんに治療を施すことが出来ます。

〇災害時の場合

しかし、災害時はそうはいきません。災害の時にはたくさんの怪我人(医療ニーズ)が大幅に増えるのに対して、救急車や病院、医療従事者の数は変わらないので、受診する人の数に対応する医療従事者の数が圧倒的に不足していきます。つまり、需要と供給のバランスが崩れるのです。

〇まとめ

このように、災害時に負傷するなどし、病院に受診した際、医療資源が少ない状況に立ちます。ですから、「医療ニーズ」が多く発生する災害時では自分たちで少しでも対処できるよう、普段から災害時に対する知識を身に付けておくという備えが大切だといえます。

▼動画はこちらから第4回:~平時と災害時の医療ニーズはどう変わるのか?~▼

 

今回の内容は平時と災害時の「医療ニーズ」の変動をご紹介しました。基礎的な部分でしたが、自身と周囲の人を助けるためにとても大切な考え方です。この「医療ニーズ」の変化をご参考にしていただくことで、これからのオンライン医療講座が、より皆さまの災害対策への備えの一助となれば幸いです。

災害時の自助力を高める ~あなたにもできるファーストエイド~
第1回:~なぜ、自助力を高める必要があるのか?~

https://youtu.be/AthJ9dRAUEcx

 

第2回:~止血方法~

 

第3回:~心肺蘇生方法~

 

第4回:~平時と災害時の医療ニーズはどう変わるのか?~

 

第5回:~市民トリアージの方法~

 

第6回:~感染症下での災害対応~

 

【本プロジェクトのスポンサーについて】
このオンライン講座は、「体にフィットする魔法のビーズソファYogibo(ヨギボー)」の日本総代理店である株式会社ウェブシャーク(所在地:大阪府大阪市、代表取締役:木村誠司)が提供する「TANZAQ」プロジェクトがスポンサーとなり実施されます。
同プロジェクトは、Yogiboが社会課題の解決に取り組む団体のスポンサーとなり「持続可能な社会課題の解決をともに目指す」ものです。

◆Yogibo Social Good:https://bit.ly/3nyVefb
※クーポンコード「ARRW」を入力して購入すると、ARROWSに売り上げの5%が広告費として支払われます。

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