一秒でも早く、一人でも多く。
命を救うために、仲間が必要です。

いま、一緒に現地で支援活動を行ってくれるロスターを募集しています。
また、職員(➤ 医師看護師フィールド・ロジスティシャン事務局スタッフインターン)も募集中です。

ロスター(登録隊員)とは

災害等発生時に各々の専門的なスキルを活かし、
空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"のスタッフとともに現地で活動する隊員のことです。
まず、こちらのページから登録いただくことでロスター候補者となります。
その後、導入研修や月例の訓練に参加していただき、審査を経て、災害時などに優先的に活動いただくロスターとなります。

求める人物像

  • 空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"の活動に賛同できる方
  • 災害派遣時などに活かせる専門性をお持ちの方(医師・看護師・介護福祉士・理学療法士・獣医師・薬剤師・助産師・救急救命士・作業療法士・救助隊員・救助犬ハンドラー・パイロット・カメラマン・ドローンオペレーター・ロジスティシャン等)※基本職種に制限なし
  • 他の隊員と協働し活動できる方

派遣までの流れ

フォームから応募
ロスター候補者として登録
災害派遣トレーニング
(導入研修)に参加
月例訓練等に参加
審査
ロスター
活動

ロスターを目指す方へのメッセージ

  • 江川 孝さん

    薬剤師 江川 孝さん

    2011年に発生した東日本大震災が、私の災害薬事の原点になります。その後、2016年の熊本地震、2018年の西日本豪雨、2020年の人吉豪雨にて本部活動に携わるうちに空飛ぶ捜索医療団 “ARROWS” と顔の見える関係ができました。
    2022年にはロスター(薬剤師)としてモルドバ国内のウクライナ避難民に対する医療支援に参加しました。異常な自然現象や大規模な事故によって外部から多くの支援が必要な状態を災害と定義するのであれば、近年の新興感染症の拡大や紛争避難民への人道的支援も新たな時代の災害対応であると言えます。
    最近のトルコ地震に対する災害対応においてもNGOの活躍は目を見張るものがあります。モルドバでの薬事対応をリモート支援に繋ぎ、トルコ地震での支援活動にも発展させることができました。
    今後も空飛ぶ捜索医療団での活動を共有し、災害薬事の礎となりたいと思います。

  • 出原 一宏さん

    介護福祉士出原 一宏さん

    普段は介護福祉士として施設勤務をしています。
    空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”との関わりとして、月例訓練や導入研修、多機関連携訓練等に参加しています。訓練での経験を通して、技術や知識の維持向上になっています。また、今の自分に何ができて、何ができないのか、次にどう活かせばよいか、を考えるきっかけとなっています。
    訓練においては、技術専門職の皆さんをどう支援し、どう円滑に回るようにできるか、を毎回考えて参加しており、普段学ぶことのできない貴重な機会を頂いています。福祉職が災害支援の現場でできることは、たくさんあります。
    生活からの視点として災害関連死の予防や要配慮者の方々をどう支えることができるか、といったことを考えています。また、自分の命を守り、福祉施設利用者様の命を守る判断と行動が身につき、普段の現場(職場)でも活かすことができています。

  • 坂本 陽さん

    看護師坂本 陽さん

    ロスター登録をしてから約2年が経ちました。
    日頃は山小屋に勤務しており、山岳救助やトレイルランニングの救護など山に関わる領域で働いています。その傍ら、空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”の訓練に参加してロスターとしての活動を継続しています。
    ロスターは実際の現場活動に要請されて活動する機会があります。私は、2022年5月にウクライナ避難民支援でモルドバに、2023年2月にトルコ大地震支援に派遣されました。派遣時は、空飛ぶ捜索医療団の一隊員としてチームに加わり、医療活動を行います。ニーズ調査から始まり、診療活動の立ち上げに携わりました。これらの経験は簡単に得られるものではなく貴重な経験となっています。経験を通して、自身の人道支援への思いも再確認できる機会となり、人道支援分野のプロフェッショナルを目指す気持ちも高まりました。災害急性期から慢性期も含めて、様々なニーズに合わせて、短期から長期的に活動できるのもNGOの強みであると思っています。
    空飛ぶ捜索医療団のモットーでもある「一秒でも早く、一人でも多く。」の命を救うためには、多くの方々の力が必要です。
    興味のある皆さん、ぜひ一緒に活動しましょう!仲間に加わってくださる方々を心待ちにしています。

  • カナピツキエネ 美南さん

    看護師カナピツキエネ 美南さん

    私は、昨年まで病院勤務をしていましたが、結婚を機に海外に拠点を移し、現在は多言語を操るインターナショナルナースを目指して奮闘中です。
    ロスターとして、モルドバでのウクライナ避難民への医療支援、トルコ・シリア大地震での人道支援に携わりました。実際に被災現場を目の当たりにし、被災者の方々と関わる中で、心にも大きな傷を負った方々に寄り添う看護を提供したい、という思いが今まで以上に強くなりました。
    また、通訳を通しての言葉掛けの難しさを実感するとともに、挨拶だけでも現地語で話すことで笑顔になる人々を見てきました。
    「言葉には人の心を解きほぐす力がある」いうことに気付き、言語学習への意欲がさらに高まりました。自分たちの足で実際に被災地へ赴き、その中でも支援が届きにくい所にある本当のニーズを確かめ、能動的に支援することができるのがNGOならではの強みだと思います。
    皆さんも是非、私たちの仲間になってください。

ロスターに登録すると

ロスター限定の
交流会や報告会
への参加

訓練や研修等の
イベント情報を
先行受信・申し込み

緊急支援時の
優先派遣

活動の記録まとめ

  • 災害支援

    令和2年7月豪雨・洪水被災者支援(2020年7月~)

  • 地域医療支援

    新型コロナウイルス緊急支援(2020年1月~)

  • 国際支援 s

    トルコ・シリア地震緊急支援(2023年2月~)

よくある質問

登録・契約について
  • サイトに掲載されている職種以外は応募できないのですか?

    登録制度には、どのような職種の方でも応募できます。しかしながら、ロスター候補者からロスターになるためには、研修や月例訓練などに参加いただき総合的に判断された場合となります。

  • 年齢制限はありますか?

    年齢制限は設けておりません。しかしながら、活動が長期に亘る場合や屋外での活動となる場合もございますので、健康状態に問題がなく、支援先で活動ができるように自己管理できていることが望ましいです。

  • ロスターの登録を維持するためには、年にどのくらい訓練に参加しなければなりませんか?

    現時点ではロスター候補者、ロスター共に登録維持要件はありません。今後は維持要件を設ける場合がありますが、変更の際にはロスター登録者の皆さまにご連絡します。

  • 病院での勤務と兼任して登録したいのですが、可能ですか?

    病院等のご勤務先と兼任してのご登録は可能です。現在登録いただいている方も、ほとんどの皆さまがご勤務先で常勤として働きながら登録されています。

  • 公務員のため、副業ができません。登録隊員の契約はどうなりますか?

    ロスターとして活動いただく場合には、スムーズに活動にご参加いただけるように事前に業務委託契約を結ばせていただいております。ご勤務先の事情(公務員である等)で業務委託契約の締結が困難な場合には、ボランティア隊員としての活動に同意いただくことで、業務委託契約と同様に交通費や宿泊費等のご活動に係る実費のお支払いと団体保険の適応が可能になります。

  • 活動に参加するには、資格や特定の研修受講歴が必要ですか?

    資格の保有や講習受講をされていればロスター審査や研修選考時の評価基準として考慮させていただきますが、資格をお持ちであることを必須とはしておりません。また、年齢や学歴での参加基準もありません。活動いただく際には、体力や経験のあるなしだけでなく活動内容に応じた業務に携わっていただくことができるかを総合的に判断いたします。
    ロスターとして登録することで全ての研修や活動に参加しなければならないということではありませんので、まずはロスター候補者としてご登録いただくことをお勧めいたします。

  • 語学力は必要ですか?

    様々な国に行くことも想定されますので、語学力があることが望ましいですが、必須ではございません。
    海外活動へのご参加や日本語以外の言語が必要となる場合には、事前に確認し対応可能な方に活動いただくこととなります。

  • 登録情報に変更が生じたのですがどうすれば良いですか?

    ロスター候補者の方で登録時の情報に変更がある場合には、roster@arroows.redまでご連絡ください。年に1回(6月頃)、登録時の情報変更を確認する連絡をいたします。
    ロスターの方につきましてはkintoneというクラウドサービスを用いて情報管理を行っておりますので、kintone上で更新いただくこととなります。


経費・保険について
  • 活動費用はどのくらいかかりますか?(自己負担で必要な分)

    ロスター登録に掛かる費用はございません。支援活動の場合、交通費や宿泊費、活動に必要な費用は団体の規定に則り支給いたします。食費等につきましては、ご自身で負担いただくこととなります。また、研修や訓練の参加につきましては、団体からの指示がある場合を除き自己負担となります。

  • 活動中に何かあった場合、適用される保険はありますか?自分で加入する必要がありますか?

    活動全般での保険につきましては、団体指定の業務災害保険を適用いたします。医療従事者の方の賠償保険につきましては、団体の保険適用外となりますので、ご自身での加入をお願いしております。


活動について
  • 派遣される国や支援先、活動期間は選ぶことができますか?

    支援要請が来ている場所や支援が必要な場所での活動となりますので、基本的には選ぶことができません。複数箇所で活動を行う場合には、希望活動場所をお聞きすることがあります。

  • 派遣される場合、勤務先との調整はしてくれますか?

    ご要望があれば団体で招聘状等を作成しご勤務先に提出することは可能ですが、基本的には活動される皆さまご自身で調整いただくこととなります。活動を希望される場合、事前にご勤務先に団体についてお話いただいておくとよりスムーズにご活動いただけると思います。

  • 現地での安全はどのように管理されていますか?

    ロスターの方に活動いただく現場は、ARROWS隊員の先遣隊が確認をした後の現場となることがほとんどです。ARROWS隊員も生命に危険の及ぶ現場に赴くことはありませんし、ロスターの方に生命に危険が及ぶ可能性が想定される現場でご活動いただくことはありません。しかしながら、地震後には余震の可能性があるように必ずしも安全が補償できるわけではありませんので、平時からご自身の身を守る手段を身につけるよう意識しておく必要があります。
    ARROWS隊員はセキュリティ研修を受講しています。国際機関や民間機関から提供されているセキュリティ研修も多くあるため、平時の準備として受講しておくことをお勧めします。実派遣の場合には現地の状況共有のブリーフィングを行いますが、セキュリティ研修を未受講の方には個別に対応することがあります。
    現場での活動では、団体の方針や指示に則って活動いただくことが原則となります。

  • 活動参加前にオリエンテーションなどはありますか?

    活動いただく方には、事前に活動内容の説明を行います。初めて活動に参加いただく方にはオリエンテーションを行う場合が多いですが、必須とはしておりません。また、ロスターとなった方につきましては、隊員管理システム上でロスターとしての役割や準備いただくものについての資料が閲覧可能になっております。

  • 接種しておくべき予防接種などありますか?

    麻疹・風疹などの基本的な予防接種は、受けていただいておくことをお勧めいたします。アフリカでの活動では黄熱病の予防接種が必要など、接種していなければ活動いただけない場合もございます。ロスターとなった方には、あらかじめ予防接種歴をお聞きしております。
    参考資料:厚労省海外渡航者のためのワクチン

  • 制服は貸与されますか?

    活動中、必要に応じてスクラブやレインウェア、ヘルメットなどの貸与があります。その他の個人資機材については、活動中に自己完結ができるようリストを参考に各自準備をお願いしております。


その他
  • 登録の解除はできますか?

    できます。roster@arrows.redまでご連絡ください。

  • 現場での活動は難しいのですが、他に活動に参加する方法はありますか?

    私たちの活動は皆さまからのご寄付などで成り立っております。ロスターとして活動いただくことが難しい場合でも、ふるさと納税やマンスリーサポート制度でご支援いただけますとありがたいです。

災害派遣トレーニング詳細はこちらから

「空飛ぶ捜索医療団派遣トレーニング」参加者募集 「空飛ぶ捜索医療団派遣トレーニング」参加者募集

SUPPORT

ご支援のお願い

支援が必要な人々のために
できること          

私たちの活動は、全国のみなさまのご支援・ご寄付によって支えられています。
一秒でも早く、一人でも多くの被災者を助けるために、空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”へのご寄付をお願いいたします。

           
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