JOURNAL #3012024.01.17更新日:2024.01.25
▼動画:【危険?】車が無理なら船で大量の物資運ぼうとしたら大雪&雷に遭ってヤバすぎた
ピースウィンズが所有する船舶「豊島丸」は1月2日、停泊していた愛媛県今治市大三島を出航。島根県沖の海土町での給油や、現地でニーズの高い生活用品などの支援物資を積み込み、1月5日13時頃、被災地である珠洲市飯田港に到着しました。
各地から珠洲市内までの陸路は、大型トラックによるアクセスが難しい状況のため、飯田港からおよそ48km南にある七尾港に支援物資の集積拠点を設置し、重要な物資配送手段の一つとして運用しています。
七類港と飯田港の往復は、続く悪天候が大きく左右しながらも、安全なルート選定もその都度慎重に見極めています。
様々な種類の物資を一度に大量に運搬できるのが、船を運用することの強みとなります。
現地から必要とされる物資の情報を品目問わずに収集を開始、ときに企業とも連携しながら調達が進を進めています。
被災地の避難生活は、「学校などでの避難所での生活」が一般的ですが、様々な理由によって車中泊やご自宅での生活をされている方も多くおられます。また、足腰の弱い方にとっては、灯油など重量のある物資を受取に行くのも一苦労です。そのような場合は灯油を小分けにしてご自宅まで届けました。細かな気配りを含めて必要な支援を届けることも、民間団体が担える役割の一つだと考えています。
それはまだ、11歳くらいの頃の記憶だったといいます。「ハイチの生ごみの捨て場は匂いがしないらしい。なぜなら子どもたちが口にできるものは食べてしまうから。同い年位の人々と自分の生活との差に愕然として、自分にもできる事があるんじゃないか。」と感じたそうです。
そして「力を合わせて立ち向かわなくてはいけない。自分達が被災地にたどり着けて、その上出来ることがあるとすれば、やるべきこと、やりたいことの答えは出ている。それしかないんですよね。」と話しました。子供の頃に感じたことを、大人になった今、こうした支援活動に船長として携わるという形に変えた船長。
これからも、空飛ぶ捜索医療団の一員として、被災地のために活動していきます。
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