JOURNAL #1482022.04.01更新日:2023.06.20
2022年3月3日から5日の3日間、広島国際会議場にて「第27回日本災害医学会総会・学術集会」が行われました。
現地/WEBを合わせ参加者が2,000名を超えた本大会では、感染症を含め南海トラフ地震や首都直下地震も予測される今後の災害医療の対応に向け、「災害医療のパラダイムシフトー何を攻め・守り・育てるのかー」をテーマとし、空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”医師からは下記の発表を行いました。
災害医療支援の迅速化、超急性期からの支援にパラダイムシフトしているフェーズの変化を示し、必要とされる体制整備についての考察を発表しました。
近年では公的機関の活動を補完する民間団体との官民連携が注目されており、民間団体の一つであるNGO の役割、今後の課題について報告しました。
災害医療支援船を用いた訓練を通じて得た知見、課題について報告しました。
それぞれの施設の特性から、PPE(個人防護具)・ゾーニング指導など、現場の実情に合わせた支援を行った際の学びや、コロナ陽性(疑い)者への対応準備に対するアンケートなどを共有しました。
ロヒンギャ難民キャンプ内で毎日記録している診療データベース解析からみえた診療傾向(コロナの外来受診者数への影響など)を考察、発表しました。
また、今年は機器展示コーナーに初めてARROWSとしてブースを設置することができ、多くの企業の方、医療関係者や、発表をきいて興味を寄せてくれた学生も多く訪れました。
これまでの活動を経て学んだことを発表した際、様々なバックグラウンドをもつ有識者の方々からもご意見をいただきました。また、実際の災害現場で共に活動する方々も参加しており、コミュニケーションを深める貴重な機会にもなりました。
今後も平時から多機関との連携を深めつつ、空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”としての体制強化を図ってまいります。
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