JOURNAL #1552022.04.26更新日:2022.04.28

【ウクライナ危機】医療支援現場で感じた「ありがとう」の温もり

空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”を運営するピースウィンズ・ジャパンは、ウクライナの隣国モルドバの避難所で仮設診療所を運営しています。 現在、診療所には医師、看護師、薬剤師が常駐し、不調を訴える避難民の方々を診察しています。

この日診察を受けた患者さんには、一人の男の子がいました。「僕は日本が大好きだったんだ。日本人と話せて本当に嬉しい!」と、長嶋医師の診察中も、江川薬剤師から薬を受け取る際も、終始嬉しそうな様子を見せてくれ、笑顔で帰っていきました。

しばらくしてから、その男の子とお母さんが再び診療所に。その手には、今週末のイースター(復活祭)をお祝いする際に食べるケーキと、天使のキャンドルが。
ウクライナには正教の信者の方が多く、4月24日のイースター(復活祭)は大切な日であり、多くの方が家族や友人とお祝いをします。私たちの仮設診療所にも避難民の男の子とそのお母さんから、お裾分けをいただきました。

そして、男の子の問診を担当した北川看護師には、彼が摘んだ小さなお花もプレゼントしてくれました。

人と人の関わりが大切な医療支援。
必死に避難民の方々に寄り添ってきたメディカルチームにとって、この上なく喜ばしい瞬間であったと同時に、また一段とこの人たちの為に頑張らねばと気の引き締まる思いのする出来事でもありました。

 

この事業は、ジャパン・プラットフォームの助成や個人・法人の皆様のご支援を受けて実施しております。こうした支援が行えたのは、皆さまのご寄付があってこそです。
ウクライナの人々が元通りの日常を取り戻すまで、長期的な支援が必要になると思われます。どうぞ引き続きご支援をお願いいたします。

■ご寄付について
https://krs.bz/pwjpr/m/arrows_supporter?e_1429=3
※動画内で紹介している避難民の方々の映像/コメントについては、事前にご本人様もしくはその保護者より撮影及び広報利用許可をいただいた上で撮影しています。

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