JOURNAL #1592022.05.18更新日:2024.01.30

【ウクライナ危機】3ヶ月活動報告

ロシアの軍事侵攻が開始されてから、まもなく3ヵ月が経過しようとしています。
ウクライナ各地で現在も攻撃が行われ、多くの命が犠牲となり、故郷から避難している人や避難できずに国内にとどまっている人がいる状況です。
 


 

 
空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”を運営するピースウィンズ・ジャパンは、今回のウクライナ危機に対してウクライナ国内やその周辺国のモルドバ、ポーランドでの緊急支援、日本国内での避難者支援を行ないました。
これまで実施してきた各国での支援活動の詳細は次のとおりです。
 

ポーランド
ピースウィンズ・ジャパンは侵攻直後の2月27日(現地時間2月26日)にポーランドに日本からスタッフを派遣。ウクライナ国境地帯で避難民の方々へのヒヤリング、支援する人々に状況の確認などを行ないました。
また、この時期にウクライナの提携団体と連携し、首都キーウにある病院・クリニックや母子ケアを提供する医療施設に、点滴・医薬品・ガーゼなどの医療物資や食料を提供しました。 

 

 

モルドバ

●物資支援
キシナウ市内にあるウクライナ避難民の一時避難所への物資支援を行いました。これまで枕やシーツ、食料品、おむつ等のベビー用品や洗濯洗剤、子どもたちに塗り絵や色鉛筆を提供しました。

 

 
●避難所支援
ある避難所はゴミや吐物が放置されており、衛生環境に問題があったことから、清掃業者に依頼して環境整備を実施しました。
 

 
さらに、食料や日用品など物資の在庫が尽きかけている避難所には、追加で物資支援を行いました。
 

 
●ペット連れ避難者支援
ウクライナから避難してきた方の中にはペットを連れて避難してきた方も多いため、フード等のペット用品の支援も行いました。
 

 
●医療支援
避難所に仮設診療所を開設し、医師や看護師、薬剤師による医療支援を開始しました。
 

 
 仮設診療所には、避難するため持病の治療を中断せざるを得なかった方や、ストレスによる体調不良等、さまざまな訴えをされる方々が訪れています。
 

 

ウクライナ

チェルニーヒウ市でペットと共に市内に残っている方へ、提携会社COLLAR社を通じて2000㎏(2トン)のペットフード等を提供しました。
 

 
また、医薬物資を届けたオデーサの病院「Дитячої міської поліклініки №6 Compass」のセルゲイ院長から、メッセージもいただきました。
 

 
4月26日からウクライナ国内に代表理事の大西健丞とスタッフ3名を派遣、キーウ、ブチャ、ボロディアンカ、チェルニーヒウ、ドニプロを訪問し、市民や提携会社、政府などから現地の声を聞きました。
 

 
また、チェルニーヒウでは提携会社とともにペットフード支援を実施しました。
 

 

日本

ウクライナから犬や猫などのペットを連れて日本に避難してきた方に、現在の状況や困っていること等の聞き取りを行っています。 

 

ピースウィンズ・ジャパンの今後の活動

これまで実施してきた各地での物資支援や医療支援を継続し、避難民の方々が一日でも早く日常を取り戻せるよう支援を実施してまいります。
引き続き、皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。 
https://peace-winds.org/support/ukraine

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