JOURNAL #1962023.01.13更新日:2023.01.12

【西日本豪雨被災者支援】被災から4年、地域の「つながり」を取り戻すために

空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”を運営するピースウィンズではジャパンプラットフォームの資金を活用し、2018年に発生した西日本豪雨被災後の復興活動を通して形成された地元団体による、被災者の交流の場づくりや地域防災力強化の活動を支援しています。

広島県安芸郡坂町では、NPO法人「SKY協働センター」と「ひろしまNPOセンター」と協働し、坂町におけるコミュニティ形成のための交流イベントや地域防災力強化のための講座の開催をしています。
 

 
SKY協働センターは、西日本豪雨により被災された方が住まれている災害公営住宅住宅で定期的に住民同士の交流の場づくりを目的としたサロンを開催しています。
7月23日の北新地地区の災害公営住宅で開催されたサロン活動では、そば打ち体験と打ったそばの試食会を行いました。今回はSKY協働センターのメンバーだけでなく広島大学の学生ボランティアも運営を補助し、公営住宅にお住いの方々が20名以上参加されました。

初めてそばを打つ人ばかりなのでなかなか上手くいかず「うどんみたいな、蕎麦じゃね」「これも自分で打つ醍醐味よね」など、参加者で和気あいあいとした雰囲気でそば作りをされていました。

また、公営住宅は西日本豪雨で被災された方だけでなく、引越して住まれている方もいます。今回のサロンでは、最近引っ越ししてこられた方に天ぷらを揚げるお手伝いをしていただき、「ええ人が引っ越してきたね、また美味しい天ぷら作ってね」と住民同士の会話も弾み、交流の場となっていました。
 

 
SKY協働センターのメンバーが通りがけの住民に声をかけて、サロンへ参加を促している姿も印象的でした。今回初めてサロンに参加された方は、「前から、なにかやっていたのは知ってたけど参加しなかった。また参加してもいいなら参加したい。」と言われていました。
SKY協働センターの継続的なサロン活動が、同じ公営住宅に住まれている方々の「つながり」をつくるきっかけとなっていることを強く感じました。
 

 
ピースウィンズでは、引き続き西日本豪雨被災後の復興活動を通して形成された地元団体による、被災者の交流の場づくりや地域防災力強化の活動を支援して参ります。皆様の暖かいご支援をお待ちしております。

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