JOURNAL #2342023.07.11更新日:2023.07.19
空飛ぶ捜索医療団は、九州北部での豪雨を受けて、被災地域にレスキュー隊員、看護師からなる緊急支援チームを派遣しました。被害の大きい福岡県久留米市田主丸町にてニーズ調査等の支援を開始。浸水でトイレが使用できなくなった医療機関に簡易ポータブルトイレ5機と使い捨てトイレセット4000回分を届けました。
降り続く大雨のため、市内各地で浸水被害が相次いでいる福岡県久留米市内の病院では、病棟の一部が浸水する被害が発生。1階の病棟は、床上数十センチまで水につかり、病棟1階にいた入院患者約50人は2階に避難しています。
空飛ぶ捜索医療団の先遣隊が同日午後、久留米市内を調査したところ、同病院から「断水の影響でトイレが使えなくなっている。備蓄していた非常用簡易トイレを使っていたが残り少なくなってきて、今すぐ必要なのは手洗いの支援」と要望を受け、空飛ぶ捜索医療団は、佐賀市内に倉庫に備蓄していた簡易ポータブルトイレと使い捨てトイレセットを届けました。
病院の職員の方は「ありがとうございます。助かります」とホッとした表情を見せてくれました。
病院に届けた使い捨てトイレセットは、日本製で菌性凝固剤と排便収納袋、ティッシュ、集約用大型袋などが入っています。水道がストップしても、簡易ポータブルトイレや既存施設の洋式便器などを使用し、すぐにトイレルームが機能できます。仮設トイレを何日も待つことなく、清潔でプライバシーも守られるトイレルームで、日常の生活に近い排泄が確保できます。
7月12日には、久留米の病院や福祉施設へ飲料水、衛生セットの物資支援をおこないました。
今後も被災地域の状況に応じて、必要とされる支援を継続していきます。
皆様のあたたかいご支援を、よろしくお願いいたします。
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