JOURNAL #2192023.05.06更新日:2023.05.09
空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”の緊急支援チームは6日午前、石川県珠洲市内に到着しました。
現地では各避難所や被害のあった地域などを周り、被災状況の調査や、保健医療支援・物資支援への調整を実施。
物資支援や避難所整備、保健医療調整本部(正式名称:珠洲生活サポート部会)の立上げ支援を開始しています。
本部となっている地元の健康増進センター所長より、冒頭挨拶で「自分達がどう動けばいいかわからず困っていた時に色々とお話を伺えて、何とか、皆さんのお力を借りて住民の力になれる」とお話しがありました。
行政と外部団体がそれぞれ調査した情報を共有し、何ができるのかを検討しあい、今晩の動きをすり合わせました。
優先度の高い避難所への環境整備支援のため珠洲市所有の物資倉庫に備蓄してある物資の分配計画を立て、これより避難所へ配付していく予定です。
など
避難所には昨晩、70~80人近く(本来の定員は45名程度) が避難されており、ベッドやマットが足りず(現在段ボールベッド4台のみ)、座布団を敷いて寝る人や、椅子の上で寝た人もいたとのこと。車中泊される方も多く、エコノミークラス症候群の注意喚起もしています。
避難所管理者との調整のもと、市に備蓄されていたマットレスを避難所に回してもらうなど、必要とされている物資の調達を行いました。
また、避難所自体も被災しており、避難所内は亀裂の入った壁から落ちるセメントの粉や埃で汚れが目立ち、物資や危険で外された家具などが乱雑に置かれていたため、お話を伺いながら避難所の掃除や整理整頓など環境整備をしました。
昨晩の余震を受けて家族でこの避難所に来たとのこと。たまたまGWでお孫さん家族も来ていたタイミングでの被災。家は柱に亀裂が入ったが、怪我をしなかったのは奇跡だったと話されていました。
「あの揺れには本当にびっくりした。今は命があるだけでありがたい。避難所でも大勢の人に良くしてもらえて、ただただ、感謝」と話てくださいました。
今後も、被災されている方々に寄り添い、必要とされている支援を届けられるよう、活動していまいります。
支援活動は、皆様のご支援に加えて、Jpan Plat Form(JPF)の助成を受けて実施されております。
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