JOURNAL #2242023.05.24更新日:2023.05.31

【発災直後の活動を想定した夜間訓練を実施しました】

2023年3月22日~23日の日程で、定期訓練を行いました。

今回の定期訓練では、2023年2月のトルコ・シリア地震における支援活動の教訓を踏まえて、「全ての国内災害出動3時間以内を達成するために必要なタスクを確認すること」を目標とし、夜通しの活動を想定した夜間訓練を実施しました。

被災地域における夜間の活動を想定して、テントを組み立てる様子

訓練では、災害が発生した際の情報収集から出動、被災地域における活動を想定した一連の動き(機材の積み込みや、テントの設営、行方不明者の捜索など)をシミュレーションしました。

行方不明者の捜索を想定しておこなう様子
訓練内で戦略目標を話し合う様子

自然災害が発災した直後の、超急性期の支援現場では、「72時間のリミット」のため、睡眠をとる時間がない状況も想定されます。

72時間のリミットとは

人間が「飲まず食わず」の状態で生存できる限界は約72時間(3日間)と言われており、災害時も発生から72時間を経過すると救助した方の生存率が大きく低下することが知られています。そのため、人命救助では災害発生後3日(72時間)以内の救出が重視されています。

一秒でも早く、一人でも多くの人々を救うために、今後も定期的な訓練を実施し、実災害に向けた体制を整えてまいります。
皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
 

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