2023.07.20
- 緊急支援
- 活動報告
【九州北部豪雨緊急支援】福岡県、佐賀県にて物資支援を継続しています
空飛ぶ捜索医療団は、7月10日の九州北部での豪雨を受けて、福岡県、佐賀県にて物資支援を継続しています。
■7/16 復旧作業に活用するローリータンクやテントを支援
7月16日は真っ青な青空が広がる暑い1日となり、被災した各地で懸命に復旧作業が行われていました。
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空飛ぶ捜索医療団は佐賀市ボランティアセンターへ水を運ぶためのローリータンクを届け、土砂崩れの影響で水道が使えなくなっている家屋の復旧作業に活用されています。
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また、空飛ぶ捜索医療団が参加する佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)の唐津の拠点へ、作業現場用のテントをお渡ししました。テントは、先月Amazonと実施した物資輸送訓練の際に、Amazonから提供されたもので、佐賀の備蓄倉庫に保管していました。
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各支援団体やボランティアと連携して、住民ニーズの聞き取りや家屋の復旧作業を行っている各社会福祉協議会では、連日の暑さで熱中症に警戒するよう呼びかけています。同会の要請を受けて、本日、佐賀市と久留米市の社協へ、麦茶やスポーツドリンクなどの飲料をお届けしました。
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「今は土砂の撤去や片付けの作業が中心だが、土砂を取り除いた後は家屋復旧をどうするか考えなければいけない。泥かきなどのニーズが増える中、暑い日が続いていて、飲み物がどんどん減る中、迅速に届けてくれてとても助かります」とスタッフの方はほっとされた様子でした。
復旧作業がスムーズに進むよう、今後も活動を継続していきます。
■7/15 佐賀・唐津の山間部へ電動運搬車や高圧洗浄機をお届け
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7月15日、土砂災害などの被害が大きかった佐賀県唐津市の山間部へ向かいました。発災から5日が経ちましたが、車窓越しにはまだまだ土砂崩れや流木の爪痕が見られました。
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被災した山間部は狭い道や急な坂道が多く、濡れた畳や生活品などを運ぶのはとても大変です。
そこで、空飛ぶ捜索医療団は特に被害の大きかった七山地区に電動運搬車を届けました。また、家屋が被災しトイレが使えない家があると聞き、非常用トイレや飲み物などもお渡ししました。
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七山地区には、空飛ぶ捜索医療団が参画し日頃から連携する佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)やおもやいボランティアセンターの拠点があり、支援物資は主にこの拠点にお届けしました。被災した家屋などの復旧作業に尽力する支援団体の方からは「普通の一輪車ではあがれないような坂道も電動運搬車であれば行くことができ、とても助かる」とのお声をいただきました。
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ポータブル電源は、緊急災害対応アライアンスSEMAの加盟企業 Jackery Japanから「災害時に」と災害前から支援していただいたものです。
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「当初報道されていたよりも大きな被害を受けている家屋がある。まだ支援が届いていない被災エリアがある可能性もあり、支援ニーズはまだまだ増えるだろう」。ボランティアセンターなどではそんなお話も聞きました。
空飛ぶ捜索医療団では引き続きニーズに合った支援をタイムリーに届けていくとともに、中長期的な復旧を見据えて、今後も活動を行っていきます。
■7/13 久留米市社協へブルーシートやシャンプーなどをお届けしました
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佐賀や福岡の被災地では、災害ボランティアセンターが立ち上がり、浸水した家屋の泥出しや清掃など活動が始まっています。13日、空飛ぶ捜索医療団では久留米市社会福祉協議会からの要請を受け、家屋の復旧や清掃時に必要な物資などを届けました。
家屋の清掃作業時に使う軍手やスリッパ、ブルーシート、暗い床下の確認時に使う懐中電灯のほか、浸水してお風呂が使えなくなった被災者のために浴場を開放している施設で使えるようにシャンプー・リンスなどもお渡ししました。社協の方は「大変助かります」と話され、一緒に搬入作業を行いました。
久留米市内は土砂災害の影響などでまだ立入のできない地域もあり、今後、清掃や復旧作業のニーズは増えていくと予想されます。
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空飛ぶ捜索医療団では災害時にいち早く的確な支援活動を行うため、救援物資の備蓄・管理の取り組みに力を入れており、今回届けた物資は、6月に移転したばかりの佐賀女子短期大学内の備蓄倉庫から取り出しました。
6月にはネット通販を手がけるAmazonと物資輸送に関する訓練を行ったばかりで、日頃から飲料水や衣料品、非常用トイレ、高圧洗浄機、送風機、電動運搬車など災害時に必要とされる様々な物資を管理しています。今回の水害では、福岡や佐賀で被災した地域の支援関係者に「支援物資リスト」を共有し、「必要なものがあればすぐに届けられる」とお伝えしています。
空飛ぶ捜索医療団は、今後も被災地の状況に応じて、必要とされる支援を継続していきます。引き続き、皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
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