2023.06.22
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【7/2就役披露式】民間支援団体による災害医療支援船の運用を開始
全長68m、ヘリパッドを備えた3,500トン級の船体で大規模災害に対応
空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”を運営するピースウィンズは、大規模災害への備えとして、ヘリパッド付きの災害医療支援船の運用を開始、2023年7月2日に愛媛県今治市で就役披露式を開催します。民間支援団体による3,500トン級の災害医療支援船の運用は、国内初となる取組みです。
今後起こると予想される南海トラフ地震や首都直下地震などの大規模地震では、陸路が寸断されるため、空と海の活用が災害対応の肝になるとされています。
陸路の寸断による主な課題の一つが「病院の機能不全」です。医療スタッフが病院にたどり着くことが難しく、 首都直下地震では、傷病者6500人余が「未治療死」に陥ると推計されています。
そこで、災害医療支援船とヘリコプターを連動させ、空と海からの支援体制を構築。災害支援の経験豊富なピースウィンズをはじめ民間の医療チームの力を結集し、この未治療死を防ぎます。
災害医療支援船は、災害支援時の洋上基地として、傷病者や被災者の受け入れ、診療、物資・燃料の補給、支援者の休息等に活用する予定です。
【就役披露式概要】
●開催日時:2023年7月2日(日)14:00-16:00
●開催場所:早川港岸壁(愛媛県今治市宮窪町早川)
【災害医療支援船 Power of Change概要】
・長さ:68.00m
・幅:17.40m
・最大航続距離:6,000マイル(約1万キロ、8ノット)
・最大搭載人員:49名
災害医療支援船としての特長と活用
国際規格のヘリパッド
→軍用大型ヘリを除くほぼすべての機体の運用に対応し、岸壁の損壊などで着岸が難しい場合でも、船─陸地間で被災者や医療スタッフを迅速に輸送することができます。
49人分の居室、電気・水・通信設備等の充実したインフラ
→傷病者以外にも医療的ケア児などの要支援者を受け入れ、環境の整った避難所として過ごしていただけます。支援者の休息場所としても活用する予定です。
広い汎用スペース
→大量の物資や燃料を保管できます。災害支援の洋上プラットフォームとして、離島向けの支援物資の備蓄・運搬やヘリへの給油等に活用します。
災害医療支援船Power of Changeの就役に伴い、母港となる今治市の早川港で就役披露式を行います。
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