JOURNAL #1822022.08.29更新日:2022.08.29

【地域医療】住民の方々と共に考える へき地医療の未来

空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”を運営するピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、本部のある広島県神石高原町の「町立神石へき地診療所(以下、へき地診療所)」に医師、看護師らを派遣し、地域医療の一翼を担っています。

8月19日、今年度初となる「神石へき地診療所を守る会(以下、守る会)」の総会が開かれました。
守る会は、へき地診療所の存続・発展を願う地域住民の方々によって設立されたグループです。昨年度は40名ほどだった会員は、今年度すでに100名を超えています。

総会には会員約30名が参加し、PWJからは医師1名、業務調整員1名が出席しました。
まず、稲葉医師が、地域医療に対する思いや、PWJが神石高原町で取り組もうとしている医療支援について説明しました。
 

 
また、ふだんはへき地診療所で勤務し、8月はモルドバでウクライナ避難民の健康支援にあたっている新谷看護師や現地スタッフともオンラインでつなぎ、神石高原町から国を越えて支援しているPWJの活動を、参加した住民の方々に紹介しました。
 

 
その後の質問コーナーでは、活発な意見交換がありました。
「オンライン診療はいつから始まるのか?」「へき地診療所に医師がいないという状況は作らないでほしい」といった声もあり、地域住民の方々のPWJへの期待、またそれを担う責任を強く感じました。

今後もこのような機会を通じて、住民の方々と一緒に神石高原町の医療の未来を考え、その存続・発展に貢献していきたいと思います。

この地域医療活動は、日本寄付財団からの助成と、個人・法人の皆様からのご寄付で行っています。
 

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